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歩幅を、合わせる。

4月18日
読了時間: 2分

高校生対象の現代文読解講座。


今年度、新しくこの講座に参加した生徒は1名でした。無学年制の授業ですから、教室にはすでに学んでいる先輩たちがいます。ですから一人というわけではありません。しかし、新規生が1名というのは、正直なところ寂しい数字です。


「現代文なんて、日本語だからなんとかなる」

そう油断している高校生たちに、現代文の本当の恐ろしさと、論理の重要性を伝えきれていない。それは、他でもない私自身の力不足です。


しかし、嘆いてばかりはいられません。私は、この環境を逆手に取ります。


今年度から参加したその生徒は、一気に駆け上がるのではなく、一歩ずつ、確実に地面を踏みしめて進んでいくタイプです。わからないことを感覚で誤魔化さず、納得するまで立ち止まれる強さを持っている。


それならば。

私は、生徒の歩幅に完全に合わせて動きます。


大人数の授業であれば、全体のペースを考慮して先へ進まざるを得ない瞬間があります。しかし、今は彼に合わせて、どこまでも深く掘り下げることができる。焦る必要はありません。国語は、感覚ではなく論理です。「なぜ、ここが筆者の主張だと言えるのか」「この言い回しは、どういう論理構造になっているか」その「目の付け所」を、ゆっくりと、噛みしめるように味わわせる。論理が彼の血肉になるまで、とことん付き合う。


現代文の力は、すべての学びの太い根になります。この贅沢な環境で、その根を誰よりも深く張らせてみせます。


さあ、一歩ずつ、行きましょう。

 
 
 

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