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「わかった気」を、破壊する。

  • 22 時間前
  • 読了時間: 2分

8年生(中2)。春期講習会を締めくくる「完成テスト」を行いました。


当塾の完成テストは、他の塾とは少し毛色が違います。「わかる」と「わかった気」の境界線を、残酷なまでに突きつけるテストです。少し、そのルールを羅列してみます。これを見て、どう感じるか想像してみてください。


①(大前提)当塾において「疑問はない」と発言することは、「解けない友達に『解き方』と『正解』を説明できる」ということを意味します。

②(出題範囲)テストに出るのは、生徒自身が私に「疑問はない」と宣言した問題のみ。

③(合格基準)正解率80%以上。

④(不合格の場合)授業外に呼び出し、再テスト。

⑤(再テストの内容)問題は全く同じ。ただし、テストのたびに出題の順番が変わる。

⑥(終了条件)正解率80%以上を取るまで、絶対に終わらない。

以上です。


この形式だけを見たら、こう思いませんか。「授業でやった問題と全く同じなら、簡単でしょ」と。「すでに『疑問はない』と宣言した問題なのだから、解けて当たり前だ」と。

しかし、現実は違います。「わかった気」になっているだけの知識は、あっけなく崩れ去るのです。


その証拠を一つ。

去年の完成テスト、第1回目の正解率は「35%」でした。

これが、現実です。


私の説明を聞いて、頷いていた。わかったつもりになっていた。でも、いざ真っ白な紙に向かい、自力でアウトプットしようとすると、鉛筆がピタリと止まる。「わかった気」は、それほど脆いのです。このテストの目的は、点数を取らせることではありません。自分の「わかった気」の脆さを、痛いほど自覚させることです。その悔しさを起点にして、「わかった気」を本物の「わかった」に変えていく。「あ、これが本当に『できる』という感覚なのか」を、身をもって知る。


これこそが、勉強において最も大切な部分であると、私は断言します。


同じ問題すら完璧に解けないのに、先へ進む資格はありません。彼らが本物の「わかった」を手にするまで、何度でも再テストに付き合います。

 
 
 

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