「読めている」のに、解けない理由。
- 1 日前
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小学5年生の国語。
今日の読解問題で、Sくんは満点が取れそうで、取れませんでした。
話の内容は、しっかりと理解できていました。だから、ほとんどの問題には正解のマルがついています。しかし、最後の2問だけ間違えてしまった。
なぜ、このようなことが起こるのか。
よく世間では「読解力」という言葉が使われます。しかし、この言葉は少々厄介です。
プロの目から見ると、「読解力」は2つに分かれます。「読む力」と、「解く力」です。
そして厄介なことに、テスト問題の約半分は「読む力」だけで解けてしまいます。文章のあらすじがわかり、筆者の言いたいことをなんとなく掴めていれば、ある程度の点数は取れるようにできているのです。Sくんがほとんどの問題を正解できたのは、彼にしっかりとした「読む力」があったからです。
しかし、テストには必ず「差をつけるための問題」が存在します。
純粋に「解く力」を問われる問題です。出題者の意図を汲み、本文の言い回し(ルール)に則って、過不足なく解答を組み立てる力。ここに至ると、「読む力(話の内容がわかっている状態)」だけでは、絶対に正解には届きません。見事に引っかかり、間違えてしまうのです。
非常にややこしい話ですが、これが国語という科目の真実です。
「本をたくさん読めば国語ができるようになる」というアドバイスが半分正解で半分間違いなのは、このためです。読書で育つのは「読む力」であって、「解く力」ではないからです。Sくんには、すでに「読む力」の土台があります。あとは、その上に「解く力(論理)」を乗せていくだけです。
感覚から、論理へ。
満点を妨げているその2問の壁を、彼が自力で越えられるようになるまでしつこく教え込みます。

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